お金とは何なのか
突然ですが「お金」とは何なのか考えてみたことはあるでしょうか。
「お金」の起源を見ていくと、始まりは「貝殻」だと言われています。
「貝殻」を経由することで「物々交換」していた世界から、持ち運びや保存が容易なものへと変化していきました。
そんな「貝殻」が様々なモノへと変化し、金の延べ棒が一つの指標になった時、ある金庫屋が預かり証という発明をしました。
当時は家に置いていた金の延べ棒を泥棒が盗むという事件が頻繁に発生していたため、泥棒対策として「金」を預かるというビジネスが生まれました。
預けた本人が金を取り出したり、再度預ける際に「預かり証」をやりとりしていました。
するとそのうちに、預かり証のやり取りが頻繁になり面倒になったため、預かり証同士のやり取りが始まりました。
まさにこれが金融工学の始まりです。
預かり証のやり取りは、いくらやり取りをしたところで「金の延べ棒」の量に変化はありません。
しかし「金の延べ棒」を保障した預かり証をもとに「融資」という仕組みを創り上げビジネスできると気付いた人間が現れました。
これこそがまさに「信用創造」と呼ばれるものです。
全ての価値を担保している「金」の量は一定であっても、交換を保障する「証書」はいくらでも発行しようと思えば可能です。
(ここで勘の良い方は気づくと思いますが、これは国家ぐるみで詐欺行為をしているのに等しいのですが、それはまた別の機会に・・・)
このように「お金」の歴史が脈々と続き、行き着いているのが現在の「銀行」を中心とした仕組みです。
歴史を学んだところで意味がないと思われる方もいらっしゃることでしょう。
しかし、どんなことであっても必ず「歴史」が存在し、そんな「歴史」を知ることで、特性や本質が見えてきます。
こと「お金」に関して言えば、歴史を知れば「考え方」、「使い方」、「稼ぎ方」に大きな変化を与えてくれます。
「貨幣」はあくまで紙切れで、本質的な価値はありません。
それにも関わらず我々人間は、そんな紙切れに左右されて生きています。
それだけ「貨幣」がエネルギーを持ったことは事実として認め、「お金」に人生を左右されないような生き方ができるようにしたいところです。
そんな第一歩として「お金」に興味を持ち、その歴史を知り「お金」との正しい付き合い方ができるようになりましょう。
具体的な方法は「個人資産コンサルティング」を行っているオカシゴの日々の記事で配信しているので、ぜひご確認下さい。
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