不動産投資のポイントは不動産が高いか安いかではない
不動産を購入することをためらう人に必ず言われることがあります。
それは
現在、不動産は値が高く、2020年を過ぎれば下がってくるので今は「買い」ではない
という言葉です。
ネットでも、そんな情報が溢れており、マスメディアでも「不動産価格の高騰」と報道されています。
確かに、これらの報道は真実で、近年の不動産価格は高い水準で推移しています。
しかし、この考え方には少し誤りがあります。
その誤りとは
不動産価格の高い・安いで購入する考え方を持っていると不動産経営はうまくいかない
ということです。
数十年前であれば上手くいったかもしれませんし、株式や為替のような実態がないものに対しては「安く買って高く売る、高く売って安く買う」という考え方は正しいと言えるでしょう。
しかし実態のあるものは、安く買おうにもモノがなければ買うことができません。
そのため、高かろうが安かろうがモノがなければ不動産は買えません。
つまりは、不動産との出会いは縁でしかありません。
その縁と巡り合ったのであれば、購入した方が良いという直感が働いても不思議なことではありません。
株や為替と不動産との違いは、買った後にモノが残るか否かです。
マンションにしても、戸建にしても、上物がなくなっても土地が必ず残ります。
そのため、購入したものが0円となってしまうことはありえないという理屈になります。
紙切れになることがない不動産は、リーマンショック、サブプライム問題等の、大きな出来事が起こっても必ず、数年すれば値が元に戻っています。
為替にはロスカットがあり、株にはストップ高やストップ安があります。
しかし、不動産にはそんなことが存在しません。
存在するのはローンの支払いであり、支払いが最悪の場合に収入から支払えるのであれば終わることはありません。
問題はどこの物件を買うかです。
不動産の本来の利用方法はキャピタルゲインではなく、税金の還付やインカムゲインにより資産を形成していく手段です。
不動産で儲けるのではなく、不動産で資産を形成するという考え方を持てるか否かが不動産投資の成功のカギです。
これから不動産投資をお考えの方は、価格で判断しているのであれば注意した方がいいでしょう。
より具体的に、どのような形で不動産を購入していけばいいのか知りたい方は、オカシゴのLINEアカウントまで「個人資産コンサルティング希望」とメッセージください(『個人の資金繰りを改善させたいならオカシゴ個人資産コンサルティング』)。