生命保険に入れば安心は完全なる間違い
生命保険とは何か知っていますか?
と尋ねると大半の人が「YES」と答えるでしょう。
しかし、生命保険をしっかりと勉強したことがあるか?
と聞かれると「YES」と答えられる人はごくごく少数なのではないかと思います。
これは日本における生命保険の市場の在り方がそうさせていると言えます。
とくに日本人は「お金」に関する勉強を避けるが如く全く行わないため、生命保険は入らなければならないものと思い込み、営業マンの言われるがままに加入していきます。
しかし、冷静に考えてみてください。
保険の営業マンが、他社の商品よりも自社の商品をおススメするのは当然で、顧客に自社商品を上手く刷り込んで売るために研修を受けています。
そんな彼らの生命保険会社の会社が入っているビルを見れば考えるべきことは明らかでしょう。
とても大きな立派なビルを持っているところがほとんどです。
1つ死亡保障を例にとって考えてみましょう。
人間は100%の確率で死を迎えます。
そして保険加入者の多くは死亡保障に加入しています。
それにも関わらず、保険会社が儲かっているのはなぜでしょうか。
保険会社は慈善事業ではないため、綿密な計算を基に掛け金が設定されています。
どれだけ売ったとしても損をしない仕組みができています。
というよりむしろ、損をするのは売れない時だけでしょう。
つまり、大半が支払われる前に何らかの理由で解約されている傾向が強いと言えます。
とはいえ、これは客観データではなく主観的な部分で話しているので、正しくないこともあるのかもしれません。
しかし「保険」という仕組みの構図を考えた時に、あまりいい印象を受けないのは私だけではないでしょうか。
もし「保険」に加入しているのであれば、その商品で取り払いたい「不安」は何なのかを明確にし、その解決策として「保険」がベストなのか再検討することをおススメ致します。
世の中には手段は無限大に存在しています。
保険の購入は将来への「安心」を買っているようで、同時に気づいていない「不安」も同時に買っていることを忘れないでください。
これは保険に限らず全ての商品やサービスに言えることなので、特別に保険だけに言えることではありませんが、保険の場合は「不安」が忘れられる傾向にあるのでご注意下さい。