【第2話】不動産小町の真実~神田実沙季の社会人編
第1話では、『不動産小町の真実~神田実沙季が社会人になるまで編』として、私が不動産小町への道を歩む基礎的な部分を形成した生い立ちについてお伝えしました。
本日の第2話では、社会人として就職し「仕事とは何なのか」、「お金とは何なのか」を現実して考えていく過程をお伝えしたいと思います。
そこには女性として特有の悩みや不安が大きく関わってくるので、現在、働く女性の方々には共感頂ける部分が多いと思います。
私は、専門学校卒業後、県内の病床数が70床の民間病院に勤務を始めました。
社会人として第一歩を踏み出し、社会人として、看護師として知識を身につけ経験を積みながら順調に生活を送っていました。
私は看護学生の時から祖母の家にお世話になることになり、就職先も祖母の家から近かったため、就職後も祖母の家での暮らしを続けていました。
そのため他の人が費やさなければいけないものにお金をかけることなく、家のことも自分がやらなくて済んでいたので、時間的にも経済的にも、比較的ゆとりのある生活を送れていたと思います。
そんな生活を三年ほど続け、仕事にも慣れたことがあり、お金にも時間にも余裕が生まれてきました。
その結果、二つのことを中心に考えることになりました。
一つ目は
「父や母、お世話になっている祖母対して自分が恩返しできることはないか」
ということです。
そして二つ目は
「これからの人生において何かあったとしても現在のように余裕がある状態を維持できるか」
ということです。
どちらの目的を達成するためにも必要なものが「お金」であることが明白でした。
看護師という仕事は、社会的に求められた職業であるため、働き甲斐はとてもあったのですが、労働環境などを考えれば、自分の健康面を考えるといつまでも続けられるわけではありません。
また不規則な生活になってしまうため、交友関係も密に続けるのが簡単ではありませんでした。
とはいえ、他の職業に転職したとしても、また別の問題が噴出することは目に見えて明らかです。
仮に、時間を費やせばアルバイトなどを増やして収入を増やすことができても、時間的な余裕がなければいくらお金があっても心に余裕は生まれません。
つまり、私が考えなければならなかったことは明白で
「時間をかけることなくお金を増やす方法」
を考えなければなりませんでした。
そこで最も自分が手を出しやすかったネットバンキングでの「定期預金」を始めることにしました。
ネットバンキングの「定期預金」を始めた理由は、元本が保証され安全性が高いこと、ネットバンキングは通常の定期預金よりも金利がよかったことでした。
今、不動産に出会っている立場から言えば、まったく満足できるような内容ではないので、正しい選択とは言えませんでした。
現実的に考えれば、金利が良いといっても数百円程度の差しかなく、その程度であれば、他行やコンビニなどでお金を引き出せば、手数料で簡単に吹き飛んでしまうようなお金です。
また、メガバンクなどの口座は、利用者から手数料を確保する仕組みが成り立っているので、今や
銀行は預ければ預けるほどお金がかかるような時代
です。
そんな時代に銀行の仕組みに寄りかかっている時点で正しい選択とは全く言えないでしょう。
とはいえ、自分で「お金の仕組み」を勉強し始めるきっかけになったという点においては、非常に有意義な失敗だったと言えます。
結局は、
どんな素晴らしい方法も、自分で体験してみないことには判断がつかないので「お金がない」、「時間がない」と嘆いているぐらいなら、失敗しても良いので安全性が高いと思える「お金」の投資を体験してみることはとても重要
なことです。
私が「定期預金」から学んだことは、一般的に良いとされている「資産形成方法」もその実態を見ていけば大して自分自身を楽にできるものではないということです。
むしろ自分の余裕を奪いかねない存在になり、結果的に周囲の人間に迷惑をかけてしまいかねません。
さらには、いつまでも祖母にお世話になり続けるわけにもいかないので、自立して一人暮らししていくことも考えていました。
また先々の結婚や出産の可能性も高まり、早く死なない限りは、親の介護や自分の老後も避けては通れない道だとリアルに感じるようになりました。
そのため、早いうちから「お金」への対策を考える必要性があり、「お金」について勉強し、教養をつけておかなければならないと考えました。
いわゆる
「お金のリテラシー」を高め「お金にお金を生み出してもらう仕組み」を自分で創り上げなくてはならない
と考えるようになりました。
次回は、数ある「資産形成方法」の中から「不動産投資」を選択した理由、女性として資産を形成していく上で「不動産投資」が最適であるという考えに至った理由を、第3話「不動産小町の真実~お金のリテラシーを高めるためにやったこと」でお伝えしていければと思っています。
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