【第1話】不動産小町の真実~神田実沙季が社会人になるまで編

【第1話】不動産小町の真実~神田実沙季が社会人になるまで編

初めまして、神田実沙季と申します。

私が25年の間、女性として生きてきた経験をオカシゴにてお話する機会を頂いたことに感謝いたします。

私自身もこれから50年以上生きていく中で、まだまだ勉強していかなければならないことがたくさんあります。

しかし、現段階においてオカシゴを通じて、自分の生き方が誰かの助けになるのであれば・・・と願い、この度のコラム執筆のお話を受けることに致しました。

これからの記事の中で詳細にお伝えしていこうとは思いますが、今まで執筆した経験もなければ、誰かに何かを教えるというような経験もないため、文章や伝え方に稚拙な部分もあるかもしれません。

ただ、最もお伝えしたい

「一歩を踏み出すことの大切さ」

だけでも伝わるように、熱意だけは込めてお伝えしていきたいと考えています。

ではまず、不動産云々の前に、私の人となりを知って頂くためにも、私自身の生い立ちからお話していきたいと思います。

私は、山梨生まれの山梨育ちで4人兄弟の次女として生まれました。

つまり家族6人で生活していたことになります。

お世辞にも生活は豊かとはいえず、家賃2万円の公営住宅に家族6人で細々と暮らすような生活でした。

しかし、幼い頃は「お金」に対する意識はあまりなかったので「苦しい」、「辛い」といった感覚はなく過ごしていました。

そんな生活を送っていたある日、私の中で「お金」の大切さを思い知る大きな事件がありました。

それは高校生になった時でした。

両親が離婚をすることになり、母が兄弟4人を引き取って生活をすることになったのです。

ただでさえ生活状況は芳しくなかったところに、シングルマザーになった母親への負担は、今考えれば計り知れないものだったと思います。

私はその姿を見ていて、できるだけ母親への負担を減らしたいと考え、通っていた高校はアルバイトが禁止だったのですが、自分の学費を賄うために学校から特別に許可を得てアルバイトをしながら高校生活を送ることを決意しました。

この時の経験が

自分の生きていくための「お金」は自分で稼がなければならないという考え方

の根底になっていると思います。

とはいえ、高校生が自分で生きていくための「お金」を稼ぐのは簡単なことではないので、自分の頭を働かせないことにはどうしようもなくなってきます。

そこで私はあらゆる制度を活用できないかを考え始めました。

まずは、学校の成績上位の学生には返済免除の奨学金があることを知り、そこから猛勉強をして取得することができました。

また、就職先として看護師の道を選んだのですが、看護師になるためには看護学校に通わなければなりません。

そこで、山梨県は慢性的な看護師不足だったので、看護学校卒業後に看護師として一定の条件を満たせば返済が免除になる制度を活用し、看護師の資格を取得しました。

就職先を選ぶまでの過程において、まだ「お金」という存在の本質には気づいていないものの、経済的に困窮する中でも生き抜いていくための方法を「考える」という経験ができたことが後々に大きな影響を与えていると思います。

何をやっていたとしても、中々物事は自分の思い通りにいくことはありません。

つまり

「思い通りに行っていない状態」を大前提として、自分が果たしたい目的をやり遂げるための方法を模索している状態が当たり前

だと思っています。

すると解決できる方法がいくらでも存在していることに気づくことができます。

「行動」を起こすことが第一歩であり、次に大切なことが「考えること」だと思います。

すると自ずと道が開かれていくのではないでしょうか。

オカシゴは「お金」と「仕事」をテーマにしたメディアなので、私が「看護師」を選んだ理由についても記しておきたいと思います。

今思えば「看護師」という職以外でも選択肢は存在していますが、当時の私の考え方を知っておいてもらう意味でもお伝えします(とはいえ看護師という経験をさせて頂いたことに感謝しており、看護師という職はとても素晴らしい仕事だと強く感じています)。

私が就職先を選んだ条件は4つありました。

その4つとは

「安定性」、「社会的な信用」、「資格」、「地元での就業」

です。

「安定性」は、父が自営であったため収入が不安定であった経験から、将来的に「お金」に困らない職を・・・と考え条件にしていました(今では「何をやるか」よりも「取り組み方」の方が大切だと気付きました)。

「社会的な信用」に関しては、元来「人の役に立つ仕事がしたい」という性格だったので自然な流れで条件の一つとしていました。

今でもその気持ちは変わっていないので、今後もこの気持ちは大切にしていきたいと考えています。

「資格」に関しては、女性として生きていく上では強みなると考えていたので必須だと考えていました。

「資格」と「経験」があれば、いつでも再就職が可能なので仕事をセミリタイアしても復帰しやすいと考えていました。

この「資格」の強みは、25歳になった今、改めて振り替えても取得しておいてよかったと思っています。

何か失敗したとしても再就職がしやすいので、精神的な安定にもつながっています。

最後に「地元での就職」を希望していた理由は、できるだけ親元を離れたくない思いが強かったためです。

これらの4条件を考えていくと「看護師」という職業が浮かび上がり、先述した奨学金制度があることも知り、「看護師」という道を選択することになりました。

学生期間は奨学金とアルバイトで全ての授業料・生活費を捻出し、無事に国家資格を取得し、県内の病院に勤務することができました。

高校以降の生活は、学業とアルバイトの二足の草鞋を履いた状態だったので大変な生活ではありましたが、とても素晴らしい経験をさせて頂いたと思っています。

就職するまでは特に「お金」の本質に気づくような出来事は発生していませんが「お金」に向き合う土台をつくるうえで大切な経験をしてきたと思います。

「お金」は簡単に稼ぐことはできず、生きていく上では必要不可欠なものです。

しかし、8時間で1万円を稼ぎだす人がいれば、もう一方では1時間で1万円を稼ぎだす人も存在しています。

また「時間に対しての収入」という考え方から離れ「お金の仕組み」を活用した収入を得ている人も存在しています。

つまりそこには「労働=収入」という一般的な図式からかけ離れた世界で生きている人達が存在しているということです。

まさに

一般的な「お金」の捉え方や「仕事」の捉え方とは異なった考え方が存在し、それらの考え方が21世紀型の日本人女性の「仕事」の概念

になっています。

次回はそれらの「お金」の本質に気づいていく過程を第2話「不動産小町の真実~神田美沙希の社会人編」でお伝えしていければと思っています。

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