自己破産を前向きにとらえよう
人は「自己破産」と聞くと恐怖を抱くかもしれません。
できることなら「自己破産」なんてしたくはないし、経験したくないと感じるかもしれません。
「自己破産」をすると全てがなくなり、人生の終焉のように感じるかもしれません。
当然ながら、できることなら「自己破産」はしない方がいいのですが、そこまで身構えて考える必要はないように感じます。
とくにアメリカでは「自己破産」に対する考え方が少し違います。
アメリカにおいて「自己破産」とは
再チャレンジするための準備
という考え方があるようです。
アメリカは日本に比べ、起業や独立を応援する国なので、日本のように会社員を量産する国民性とは少し違った教育がなされています。
その結果、日本よりもアメリカの方が圧倒的に自己破産が多いようです。
国家単位で考えれば、自己破産の件数が多くても、新たな事業を起こす考え方は、経済的にプラスに働きます。
新たな事業の中から、世の中を変えるようなアイディアが生まれ、それと同時にチャンスに恵まれずに多額の借金を背負ったまま倒産してしまうことがあるだけです。
仮に事業が失敗に終わり、多額の借金をしてしまったとしても、その事実を私は悪いことだとは考えません。
世の中に対して、自分をアピールし、その行動がただ失敗に終わってしまっただけです。
そのため、
自己破産することは後ろ向きなことではなく、前向きにとらえるべきこと
です。
「自己破産」は再チャレンジの第一歩になるはずです。
もちろん「自己破産」しなくてもいいものを、わざわざする必要はありませんが、やりきった結果、失敗に終わってしまっても、再チャレンジすれば全く問題ありません。
「自己破産」とは、弁護士や裁判官が法律をもって新たな門出を創ってくれる機会です。
人生には何があるか分かりません。
未来のことなど誰も教えてはくれませんし、誰にも予測なんてできません。
とにかく行動し、その行動の中から学んでいくしかありません。
「自己破産」に対して恐れがあるのであれば、そんなことは恐れずに、とにかく毎日真剣に新しいことにチャレンジしていくことの方が重要でしょう。