何かに依存している限り不安は減らない
人は何かに依存している限り不安がなくなりません。
とはいえ、それらの依存から抜け出そうとすると、何らかの新しい物事にチャレンジしなければ叶わないため、新たな不安が生まれることになります。
しかし、これはチャレンジしてみたことがない人には分かりませんが、ただ不安を抱きながら誤魔化して生きていくことよりも先々の不安の質に変化が起きます。
「国にへの依存」、「会社への依存」、「家族への依存」、「親への依存」これらの「依存」を続けている限り、不足な事態に見舞われ起きた問題へと対処できません。
現代の日本では、大手企業に勤務していようとも、銀行に勤務していようとも、一部上場企業に勤務していようとも、将来への安心を得ることはできません。
当然ながら中小企業であっても、倒産やリストラの危機をぬぐうことはできません。
そんなリスクは、何かに依存していようがいまいが起こりうるリスクですが、問題が発生した時の対処法が大きく変わってきます。
倒産やリストラした時を例にすれば、依存している人はお先真っ暗になって、ただ茫然としてしまうでしょう。
反対に、依存していない人は、すぐに何か新たなことにチャレンジしたり、次の転職先を探し始めます。
依存していない人にとって起こったリスクは、既に起こりうる可能性に気づいていたと表現することもできるかもしれません。
こんな話を聞くと、誰しもが依存していない生き方をしたくなると思いますが、人間とは誰しも弱い生き物です。
そのため、心の状態を常に強く維持することには限界があります。
誰かを頼り、何かに頼って依存することで得られる心の余裕もあるでしょう。
そして、常に変化してしまう心の状態を安定させることが必要になります。
と考えると、何でもかんでも依存することがいけないという話ではなくなってきます。
問題は、
依存し続けること
です。
依存すれば依存するほど人間はリスクが高まります。
依存せずに生きているように見える人は、ある意味で「依存してしまうことへの恐怖を知っている人」と言い換えることもできるかもしれません。
そのため、常に一定の新しいことにチャレンジし、自分の中での常識をアップデートし続けます。
依存することで得られるメリットとデメリットを常に意識し、何も行動を移さなければリスクが高まり続けることを認識してください。