自分の金銭感覚をチェックしましょう
「金銭感覚が狂う」という表現は日常的に良く聞く言葉です。
しかし、この表現が持つ「意図」や「裏側」を考えたことがあるでしょうか。
この表現は
・一時的に羽振りが良かった
・あの時はよく奢ってくれたけど、いなくなっちゃったね
・いい車乗っていたけれど今はどこ行っちゃったんだろう
・昔は付き合い良かったのに、お金持ったら変わってしまった
というような時に使用される言葉です。
これらの言葉をまとめれば以下のようなことが言えるのではないでしょうか。
金銭感覚が狂うとは、結果的に稼いでいる時期が「一時的」であった人に向けられる言葉
これでしっくりくるのではないでしょうか。
つまりは「一時的」ではなく、永続的に稼ぎ続けている人に対して向けられる言葉ではないということです。
世界的にみても85%以上の人たちは年収が700万円以下です。
700万円以上の年収を稼ぐ人と、それ以下を分ける要因は明らかに「考え方」の違いです。
脳の思考回路の違いと表現することもできるでしょう。
稼ぎが増えたことで付き合いに変化が生まれるのは、意図的に話の合う人、心地よくいられる人に変化が生まれるため自然の流れだと言えます。
また事実として、お金を持っている人には必ず人が集まります。
そのため、一人一人にかける時間が減少してしまうのも当然と言えます。
そんな中で「金銭感覚が狂った」と表現される人は、一時的に稼ぐことができただけで散財してしまった人に限られています。
金銭感覚が狂った人は「今」稼ぐことができているだけで、事業を継続できる可能性は低いでしょう。
つまり、稼いでいようが稼いでいまいが、重要なことはそのお金の使い方だといえます。
そういった意味では、本当の富裕層と言われる人々は、人との付き合いにお金を使う傾向が強いのは偶然ではないでしょう。
人徳ほど将来的に資産に繋がるものはないと彼らは知っているからでしょう。