個人にとっても財務諸表は必要
経営者が経営者として知っておかなければならないことに「財務諸表」というものがあります。
具体的に言えば「貸借対照表(バランスシート/B/S)」と「損益計算書(P/L)」と呼ばれるものです。
一般的に経営者でさえ、税理士が管理するものだと思っていますが、経営者である限り、必要な情報を読み取る能力がなければ経営を長く続けることは難しいでしょう。
一般のサラリーマンであれば、財務諸表の存在すら知らない人がいます。
しかし、
これからの時代を考えていけば財務諸表を個人レベルでも把握しておかなければならない時代
です。
というより、昔から個人でも財務諸表は存在し続けており、気にしているか気にしていないかといった違いです。
先日の記事(『会社員といっても株式会社自分の経営者』)でもお伝えした通り、会社員であったとしても、自分を会社に例えれば、全ての人が経営者だと言えます。
家庭を持っている人であれば、その過程を経営していくのはあなた自身です。
お小遣いだけもらって、その使い道に悩んでいるだけではいけません。
家庭と言う会社の収入・支出・貯蓄・借金のバランスを把握しておかなければなりません。
しかし残念ながら、家庭や個人レベルで財務諸表を把握している人はほとんどいません。
それを証拠に
現在の世の中が節約しても一向に貯金なんてできない時代になっていることに気づいていない
という現実があります。
これは財務諸表を見ていれば、一瞬で気づくことです。
将来に向けた計画を考えれば、現在がある程度プラス収支で回っていても、すぐに破綻してしまうことに気づくはずです。
貯蓄をベースに考えた生活で経済的に余裕を生み出すためには二つの条件があります。
それは
1.年々給料が上昇していくことが保証されている
2.給料の上昇に対して物価の上昇が遅い
ことです。
少し経済のことをかじっている人であれば、この2つが破たんしてしまっていることに気づいているでしょう。
財務諸表を的確に追っていけば、そんな世の中の変化にさえ気づくことができます。
そして具体的にどんな対策を考えなければならないかが個人レベルで見えてくるでしょう。
大まかな対策としては、現金を得ることと同時に「資産」を形成することが重要です。
「資産」とは簡単に言えば「未来に得ることができる現金」のことで「現金」と「資産」のバランスをとることが重要です。
そんな両者を得る方法において「不動産」の右にでるものはないでしょう。
具体的な方法が見えてこない人は、まず「不動産」について学ぶことをおススメ致します。
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