貸借対照表を読み取る能力が一般人に求められている理由
すべての会社経営者や、個人事業主など、事業を行う人にとっては一般的であるものの、個人の間では一般的ではないものがあります。
それは
貸借対照表と損益計算書という財務諸表
です。
経営陣であれば、少なくとも毎月、顔を突き合わせて頭を悩ます存在です。
多くの日本人にとってはほとんど不必要なものであると思います。
しかし、ここ最近では、会社員に貸借対照表や損益計算書を読み取る能力が求められるようになってきます。
なぜなら
不動産を保有するといった副業を始めている人が増えているから
です。
しかも、それらの財務諸表を見ていくと、個人が資産を形成していく上では、読めるにこしたことがないことを理解することができます。
2つの財務諸表を分かりやすく言うと、
・貸借対照表=資産と負債のバランス
・損益計算書=家計簿に近い
というイメージです。
財務諸表というと堅いもののように感じるからもしれませんが、そんなに難しく感じる必要はありません。
数字がとにかく苦手という人が多いので、見ようという気持ちがあるかのか、ないのか程度の問題です。
損益計算書では、「資産」、「負債」、「純資産」に分けて考えていきます。
「資産」とは「純資産」と「負債」を足したものです。
資産と呼べる「負債」、資産と呼べない「負債」、「純資産」を合計した時に、今あなたが債務超過なのかどうなのかが見えてきます。
その結果、これからあなたの未来が、うまくいくか、借金まみれとなってしまうのかが見えてきます。
そして具体的な行動を決めていくために家計簿(損益計算書)を見ます。
毎月が負債をを減らし、プラス収支で終わるようになっているでしょうか。
貯金を切り崩したり、貯金がないため借金を生活費用に当てたりしていないでしょうか。
このように「貸借対照表」と「損益計算書」は「お金」に関する通信簿のようなものです。
できるだけ綺麗な状態の方が、何かと動きやすく、銀行からの評価も高く、将来的に目的とすることを達成しやすい状態を創ります。
この2つの通信簿を適切な状態を維持できるように家計を整えていく必要があります。
そのために、現在の日本で最も有効的な方法が不動産を活用することです。
いわゆる不動産投資と言われるものですが、一般的な売買差益を狙うキャピタルゲインや毎月の家賃収入で暮らすインカムゲインを狙うような運任せの運用方法とは少し違います。
不動産は適切に運用すれば、不動産ほど資産を形成しやすいモノはありません。
問題はその方法を知っているかどうかです。
最近の傾向として、貸借対照表が上手くいっていない人が増えています。
数年で自己破産してしまう人がたくさんいます。
今なら間に合う人がたくさんいます。
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