団体信用生命保険に加入するデメリット
先日の記事『団体信用生命保険(団信)に加入するメリット』にて、
団信という生命保険自体の有益性を考えるよりも、団信の内容を理解し、それぞれの人にとってのメリット・デメリットを考慮することが重要
だとお伝えしました。
本日の記事では、その団信のデメリット部分に触れたいと思います。
前提条件として、団信がどういう保険か確認しておきましょう。
団信とは、住宅ローンを組んだ際に大半の人が加盟しており、債務者に万が一の事態が発生した際に融資残高が0になるという生命保険の一つです。
これだけ見れば、とても魅力的な保険のように感じるかもしれませんが、投資にしろ保険にしろ大きなメリットにはそれ相応のリスクが伴います(『利回りが高いことが意味するところ』)。
団信で言う所のリスクとは
高額になる保険料
です。
保険会社も商売なので、加入者の大半が保険料を支払うだけで最終的に金銭面では損をする人が多くなっています。
この仕組みは保険の鉄則です。
具体的な人の今後については誰にも分からなくても、全体で考えた場合の確率論は計算すれば分かります。
つまり、
保険は必ず保険会社が儲かる仕組みになっている
ということです。
すると団信に加入するデメリットが見えてくるでしょう。
・保険料が高く設定されている
・万が一がなければ保険料が払い損になる
・保険料が掛け捨てであること
です。
とはいえ、個人レベルで考えれば万が一の事態に備えておくことは重要なことです。
そのため
団信のデメリットを理解した上でメリットを最大化しながらも許容できるリスクを判断する必要がある
ということです。
上記のように考えた時、オカシゴでは、年齢が若く、持病などで亡くなるリスクが低い人は加入する必要がないと考えています。
また、事故等を考えると、車の運転をほとんどせず、公共の乗り物を利用している、仕事もデスクワークがほとんど、というような方はまず入る必要はないのではないでしょうか。
反対に、年齢が40歳を超えてきて、病気のリスクが高まっている、家族もいて、奥さんは仕事をしていないなどの方は加入した方がメリットが大きいでしょう。
また、先日の記事『団体信用生命保険(団信)に加入するメリット』でも記したように、現金をたくさん蓄えている方は入った方がいいですし、反対に負債ばかりを背負っている方は入らない方がメリットになるでしょう。
団体信用生命保険は、初めに加入しなければ、加入できないこと、一回解約したら再加入はできないとかなりの制限があります。
とはいえ同様の保障を行っている民間の保険もあるため、実際にはそれほど心配することはありません。
最終的に加入するか否かは本人の判断ではありますが、自分のライフスタイルに沿って、加入するか否かを判断することが最も大切なことです。
具体的に団信に加入すべきどうかの判断を相談したい方は、今すぐオカシゴのLINEアカウントまでお問合せください。