団体信用生命保険(団信)に加入するメリット
団体信用生命保険(団信)とは何か聞いたことがあるでしょうか。
かなりの確率で、住宅ローンを借りて自宅を購入した場合には加入していると思います。
この団信に関しては意見が分かれるところですが、どんなモノであったとしてもメリットとデメリットがあり、人によって活用すべき時とそうでない時があります。
そのため、
団信が良いか悪いかよりもその特性をしった上で加入するかどうかが重要である
ということです。
本日の記事では、団信のメリット部分について記していきたいと思います。
まず、団信に加入する最大のメリットは
債務者に万が一のことがあった場合、その債務は0になった形で自宅は法定相続人に相続される
ということです。
シンプルに言えば債務者が死んでしまえば、残された家族に借金が帳消しになって受け渡すことができるということです。
ある種の生命保険という扱いができます。
さて他にメリットがあるのか・・・というと実はありません。
例えば、奥さんが専業主婦でご主人(債務者)に万が一の出来事が起こってしまった際に、債務を引き継げるような状況であるならば、団信に加入する必要はありません。
とはいえその際に、ご主人に現金を始めとした大きな資産がある場合には団信に加入しておいた方がいいでしょう。
ちなみに債務は、負の資産として法定相続人に引き継がれますが、相続放棄することも可能です。
ただし、相続放棄をすると、プラスの遺産までをも放棄しなければならないことになります。
そのため、現金をたくさん保有している場合は、団信に加入することがメリットと言えるでしょう。
団信は住宅ローンを組んだ際には加入すべきもの・・・という認識がありますが決してそんなことはありません。
どんな仕組みにもメリット、デメリットがあるため、大切なことはその内容を知った上で判断しているか否かです。
次回の記事では団信のデメリットについて触れたいと思います。